9月8日。3年生はこの日、図工室で毛筆習字の学習をしていました。

課題は「人」という字。準備から片付けまで45分しかないので、道具をどこに置くかは大型モニターに映します。

これで視覚的にも分かりやすくなります。

いくらデジタル時代でも、使うのは墨と筆。ただ、習字の学習にもデジタル化の波が押し寄せてきている(関連記事はこちら)ので、近い将来、タブレットの画面に乾いた筆でなぞると習字か書けるようになるかもしれません。さすがにそこまで行ってしまうと、文化の継承という面ではマイナスでが。

子どもたちのほうは、手本をよく見て始筆(起筆とも言います)に集中。半紙に筆の穂先が接する瞬間は、見ている方も息が止まります。

昔、左利きの子は習字のときだけ筆を右に持つようにしていた時代もありましたが、最近は本人に任せることがほとんどです。ふだんノートに書くとき(硬筆習字を含む)、左利きの子は左で書きますから。この日も左利きの子は左で書いていました。

ときには教師に手を添えてもらって、筆の運び方を習います。ペッパー君には無理ですね。

「人」はたったニ画。それでもなかなか納得する字は書けないものです。書き終わった子からは、
「うーん、これでいいかな…。」という声が聞こえてきそうです。

と思っていると、横から一人の子が話しかけてきました。
「校長先生…筆でちょっとなぞっていたら紙がくっついて…ハートみたいな模様になっちゃいました…。」

たしかに!技術点は△でも、芸術点は◎を付けたくなりました。習字は達人になるほど芸術性が際立ちます。ということは…この子は達人?