5月12日。4年教室に行くと、国語科で「アップとルーズで伝える」という説明文を使って学習していました。アップはクローズアップの略語。対象の一部を画面に大きく映し出す手法のこと。対して、ルーズは全体を写し出す手法のことです。新聞に載っている写真などは、ときにはアップで、また別のときにはルーズで撮られています。目的によって使い分けているわけです。この教材でもそういったことが述べられています。

アップとルーズは反対の概念。二つの概念を比べながら、いずれか一方を一時的に強調する手法を「対比」といいます。4年の子どもたちはこの教材を学習する前に、この対比について学習していて、この日はその対比を意識しながらグループで文章を読み進めていました。



モニターに映っているのは自宅で学習している子。

前の日に見に行ったときは教室全体を写していましたが、この日はグループ学習の形態をとっているので、chromebookを使ってノートを写しています。

イヤホンを使ってるのは、その方が自宅にいる子の声を聞き取りやすいからです。教室全体でグループ学習をするときは、ある程度、回りの音が気になりますから。

なお、対比は説明文のような文章に限った手法ではなく、物語のような文学的な文章にも見られることがあります。次は、かつて6年の教材にもなっていた「どろんこ祭り」(今江 祥智 作)の一節。

せっちゃんは、ナマズでも食用ガエルでも、平気でつかんでびくに入れるが、三郎はナマズの大きな口を見ると、体がすくんで、びくを落としそうになる。

どこが対比されているか分かると思います。このように、文章によっては対比を意識すと理解が深まりあす。それを学習するのが国語科なのです。