10月29日。前日、4年の担任と研修したことをもとに、この日、社会科の授業が行われました。「郷土を開く」という単元で、都祁地域にある「甲岡(こおか)池」を教材化した授業です。
前日に渡した新聞(↑こちらをクリック)をモニターに映しながら、どんなことが書かれているのか、かみ砕きながら説明。

下は担任が撮ってきた甲岡池の写真を写しているところ。新聞のコピーをもらってから、撮りに行ったそうです。

社会科の副読本「奈良県のくらし」には、「わたしの父から聞いた話では、ため池から田んぼに引く水をめぐって、よくけんかをしていたそうです。」の記述が見られます。

そんな「けんが」が都祁にあるため池でも起きていたということが分かってくると、子どもたちの目の色が変わってきました。

続いて、甲岡池を造成しているときの当時の写真を提示。
「ここに写っている人たちが持っているのは、どんな道具かな?」と問いかけ、手作業で池をつくったことを確認しました。

子どもたちは分かったことをノートにまとめていきます。

最後に、小山戸(おやまと)から水をもらった甲岡の人たちは、この新聞が発行された(昭和47年)当時、「水年貢」として年1回、米五升と現金300円を小山戸に支払っていたことをたしかめました。そして、「今はどうなんでしょう?」と小山戸から通っているKさんを指名しました。もちろん、Kさんにも分かりません。
そこで、同じ小山戸に住むわたし(校長)が、
「Kさんのおじいちゃんは自治会長をしていたから、家で聞いてみて。」
と振りました。Kさんも嬉々として頷いてくれました。

ここでチャイム。中身は難しかったけれど、子どもたちにとっては興味深かったようで、授業が終わってもchromebookを開いて資料を見たり、まとめきれなかったノートをまとめている姿が見られました。

「感心、感心。」と褒めました。

【後日談】
土日をはさんで月曜日(11月1日)に登校してきたKさんを運動場で見かけたので、「どうだった?」と聞くと、「今でも(甲岡から)もらっているそうです。」と教えてくれました。
「じゃあ、担任の先生やみんなにも教えてあげて。」と言うと、頷いて校舎の方へ歩いていきました。