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月に一度の全校朝礼で、「くすのき」について話をしました。
富雄北小学校には、シンボル的な存在として大きな「くすのき」があります。
創立は132年前になりますが、「くすのき」は昭和8年に今のこの場所に小学校が移された時に移植されました。
移ってから80年近くなのでだいたい100歳近くになります。
くすのきは、長寿で縁起の良い木と言われています。日本で一番大きなくすのきは3000年だそうで、100歳のくすのきはまだまだ子どもみたいなものです。
一年生には「となりのトトロ」の一場面を見せながら、トトロのすみかもくすのきだと話しました。
6年生には、修学旅行で行った厳島神社の大鳥居も海水にも強いくすのきに決まっていると話しました。
広島市の木もくすのきです。原子爆弾が落とされ、最初に芽を吹いたのは來竹桃の花だと言われ市の花にもなっています。
同じようにくすのきも原子爆弾を浴びて瀕死の重症を負いました。もう芽は吹かないと思われていたくすのきは芽を吹きました。
朝礼では話しませんでしたが、阪神淡路大震災ではくすのきのあったところは類焼を免れたということです。
くすのきはゆっくりとした時間をかけてしっかり根を張って成長していきます。長い年月をかけて見事な大木になります。
このことからスピードは遅いけれどもコツコツと努力をして確実に学問を身につけた人、
そんな生き様をくすのきに例えて「くすのき学問」という言い方もします。
80年前この地に移ってきた「くすのき」には、地域の人やPTAの方々の、富雄北小学校で学んだ子どもたちがゆっくり
でいいからしっかり勉強してあのくすのきのように立派な人になって欲しい、また長生きして欲しいという願いが込められているのではないかと思っています。
こんな話を子どもたちにしました。子どもたちがこの「くすのき」に対して今まで何気なく見ていた木に想いを寄せてもらえたらと思います。
そして、「富北小学校を大事にして欲しい」「この学校で学んだことを大事にして欲しい」こんな思いを持っています。